香川県金融広報委員会から平成26年度、27年度の2年間、金銭、金融教育についての研究を委嘱され、取り組んでいた金融教育についての研究発表会が行われました。
職場体験から労働の対価としての賃金を考えました。
1 授業公開
1・2年合同での総合的な学習の時間では、「職場体験から学ぶこと」として、2年生が職場体験から得た情報をもとに、労働を賃金の面から考える学習です。生計維持、個性の発揮、社会への貢献等、働くことの意義、また、自分の将来について考える授業が展開されました。
豊島小学校の5・6年生が授業を見学しました。
3年生の授業は、高校卒業後、自分が就職したことをイメージし、月収16万円を収入としてどのように生活していくかを考えました。衣・食・住についての基本的な支出、また、様々な支出の場面を「すごろく」をつかってシミュレーションして実際の生活をイメージしていきました。計画的にお金を使っていくことの大切さを学ぶと同時に、よりよく生活していくための改善策を考え生活設計をするこができていました。
2 全体会
金融広報アドバイザーの講演
全体会では。香川県金融広報アドバイザーの講師の方から、『金融教育を考える』(日常の生活体験を通して)という演題でご講演をいただきました。本校生徒、教職員、保護者、地域の方、他校の先生方が聴講しました。①身近なお金の話②夢を叶えるお金の話③見えないお金の話の大きく3つの項目に分けてお話をしていただきましたが、生徒にとっては本日の授業と関連のある内容があり、自らのこととして話を聞くことができたようでした。
この研究を通して、本校の取り組んでいる社会や家庭科等の教科学習、道徳、キャリア教育、稲作等の勤労体験学習、ボランティア活動等を金融教育の視点で再認識することができました。今後の教育活動につなげていきたいと考えています。